2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『社会の見方、測り方』(与謝野・他編2006)

社会の見方、測り方―計量社会学への招待 勁草書房 Amazon 計量社会学ためのテキスト兼ハンドブック。 記述統計、相関分析、クロス表分析、平均値の比較、重回帰分析、パス解析、共分散構造分析、マルチレベル分析、ネットワーク分析、因子分析、主成分分析、…

『よくわかる質的社会調査─技法編』(谷富・芦田編2009)

よくわかる質的社会調査 技法編 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ) 作者:富夫, 谷,徹郎, 芦田 ミネルヴァ書房 Amazon 社会調査の中の質的調査について、様々な技法が紹介されている。インタビュー、フィールドワーク、グランデッド・セオリー・アプロ…

『社会調査の計量分析』(川端編2010)

データアーカイブSRDQで学ぶ社会調査の計量分析 作者:川端 亮 ミネルヴァ書房 Amazon 大阪大学のSRDQシステムを用いて計量分析を学ぶためのテキスト。本書の最大の特徴は、SRDQに寄託された本物の社会調査データの分析を行えることにある。 テキストの各章で…

『地域産業変動と階級・階層 』(布施編1990)

地域産業変動と階級・階層―炭都・夕張/労働者の生産・労働-生活史・誌- 御茶の水書房 Amazon 北海道大学教育学部の故・布施鉄治教授率いる「布施グループ」による調査モノグラフ。地域は北海道の産炭地夕張であり、大学院生・学部学生総出で、炭鉱関係者の生…

台湾で最も重要な歴史的人物は誰か?(2013年)

更新2021年8月3日 2013年に実施された台湾社会変遷基本調査(Taiwan Social Change Survey)の集計結果をメモ。 対象は台湾全土、18歳以上、実施主体は中央研究院社会学研究所である。問55に台湾で後世に伝え最も尊敬されるべき人物を1人選ぶという設問が設…

「オードリー・タン氏、訪日中止 感染拡大 「日本へ感謝変わらず」」(毎日新聞2021年7月18日)

mainichi.jp 2021年7月18日閲覧 オードリー・タン氏の五輪訪日中止の報道。IOCからの通知を受けての決定のようである。 派遣が決まった際の報道については、たとえば、以下のものがある。 www3.nhk.or.jp 2021年7月18日閲覧

「福原愛の離婚に中国では祝福の声 若者意識の変化も背景に」(NEWSポストセブン2021年7月18日)

www.news-postseven.com 2021年7月18日閲覧 背景要因として、中国大陸におけるセクシュアリティの変化が取り上げられている。光が当てられているのは離婚観である。たとえば、次の解説がある。 さらに、中国の若者世代の離婚観が変化しており、高齢者世代と…

曹洞宗寺院・僧侶・檀信徒の社会調査─寺沢(2019)

岐路に立つ仏教寺院 法藏館 Amazon 書評 www.fujisan.co.jp 寺沢重法(2019)「書評 相澤秀夫・川又俊則編著 岐路に立つ仏教寺院─曹洞宗宗勢総合調査2015年を中心に 7月刊 A5判324頁 本体3000円 法蔵館 社会調査で浮かび上がる現代日本仏教の課題―「一般の」…

「官能的ランジェリー生産で大変身する中国農村部」(時事ドットコム2021年5月21日)

www.jiji.com 2021年7月12日閲覧 中国における性意識・産業の変化を紹介した記事。官能的ランジェリーの需要が高まり、農村部ではその生産拠点が置かれているケースがあるという。 背景要因として、中国における性意識の変化が言及されている。例えば以下の…

「社会学で見る現代台湾社会」イントロダクション資料(寺沢重法、北海道大学、2015年度後期)

「社会学で見る現代台湾社会」(北海道大学全学教育「社会の認識」、2015年度後期)で提示したイントロダクション用資料をここに掲載してみる。講義目的、参考図書、授業計画などから構成される。レポート課題の資料も掲載する。台湾を理解するための一助と…

台湾におけるエスニシティと宗教性─寺沢(2015)より

台湾におけるエスニシティと社会意識の関連について、個別具体的な社会意識との関連を見ていくことに意味があるだろう。ここでは宗教性に着目し、エスニシティと宗教性の間にいかなる関連が見られるのかを確認してみたい。 過去に次の分析を行ったことがある…

日本の台湾研究を知るための検索システム、レビュー論文

更新2021年7月2日 一か所にまとめるために、ここでメモする。アクセスしやすさを考慮し、オンライン上で公開されているものに限定する。随時、更新する予定である。 (1)検索システム www.koryu.or.jp 2021年7月1日閲覧 日本台湾学会による文献検索システム…