寺沢重法のブログ

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「北京填鴨式」(藤子不二雄Ⓐ1970)

 藤子不二雄Ⓐ「台北挽歌」とともに取り上げられることのある「北京填鴨式」について(関連記事)。

 「台北挽歌」は『ヤングコミック』1970年4月10日号掲載とあり、「台北挽歌」の2年前の作品である。「台北挽歌」は舞台が台湾であったのに対して、「北京填鴨式」の舞台は香港である。あらすじは香港ツアーに来た日本人男性2人が最悪の事態に陥るというもので、食人、暗黒街、戦争などの要素が盛り込まれている。

  「台北挽歌」は単行本化されていないが、「北京填鴨式」は単行本化されているためアクセスしやすい(一部のシーンが削除されているとのことである)。

 次のものがある(pp.173-192)。

 文庫もある(pp.149-168)。 

 作品では九龍城も舞台になっている(Wikipedia日本語版「九龍城砦」(2021年5月3日閲覧))。九龍城かつて香港のスラム街として栄えていたが、現在は取り壊されている。「北京填鴨式」を読むと、1970年初頭の日本において、九龍城、香港には、危険な場所というイメージが付与されていた可能性が推察される。 

 九龍城の様々な情景はこの写真集に収録されている。

九龍城探訪

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