バングラデシュの大学生における婚前交渉の普及と規定要因(Hossen and Quddus 2021)

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 バングラデシュの大学生における婚前交渉の実態とその規定要因を分析した論文。量的調査と質的調査が組み合わせて用いられている。

 結果、婚前交渉の経験は全体で約30%、男性の方が率が高い傾向にある。相手は恋人が中心だが、既婚者やセックスワーカーの場合もあるという。主な動機は快楽、そして、ポルノ利用、避妊の知識、結婚の意志、ピアプレッシャーが規定要因であると指摘している。

感想

 結婚の意志が規定要因の1つであるということは、婚前交渉一般のケースに加えて、結婚を前提とした交際における婚前交渉も含まれているということだろうか。両者では意味合いが少々異なるように思える(関連記事)。