アメリカの銃文化の社会学に関するレビューと展望(Yamane 2017)

  銃文化の社会学に関するレビューと展望。アメリカにおいて銃が重要な議題であり続けてきたことは言うまでもないが、先行研究の多くは犯罪学を中心とする領域で行われてきた。著者のYamane氏は社会文化的存在としての銃に着目し、銃文化の社会学を提唱する。Gun Culture 2.0という概念も提起される。銃に関するエポックメイキングな調査研究が紹介されるている。

 今後の展望の1つとして、女性やLGBTの銃所持を研究する必要性も指摘される(5.3 Focus on Marginalized Populations)(銃=白人・男性etcというイメージを相対化するため)。