台湾の安保観

mainichi.jp 台湾の安保観に関して、毎日新聞で紹介された呉叡人氏のインタビューの中の興味深い指摘。 そもそも、台湾人の多くは日本の内政に興味がありません。安全保障環境の悪化から自国を守るための軍拡を疑問視する人も、ほとんどいません。日本での憲…

台湾のリベラリズムとナショナリズムのバランス

www.asahi.com 朝日新聞の李琴峰氏のインタビューより。 台湾では、自由や人権といった普遍的な価値観を掲げるリベラリズムの動きと、ナショナリズムの動きは密接に関わり合ってきましたが、衝突することもあります。そして両者が衝突した場合、優先されるの…

日本語訳された蔣経国の自著

わが父を語る―偉大なる一平凡人の愛と不屈の歳月 (1975年) Amazon 蔣経国(1975)『わが父を語る:偉大なる一平凡人の愛と不屈の歳月』新人物往来社 蔣経国が父・蔣介石について書いた書籍。刊行は1975年である。 目次は以下の通りである。 <詩> 一分間と…

市民の6割のアイデンティティが「中国人」ではなく「台湾人」 台湾の未来、2024年1月の台湾総統選の行方は?(文春オンライン)

先日出版された家永真幸『台湾のアイデンティティ:「中国」との相克の戦後史』(文春新書)の紹介と一部を抜粋した記事。台湾の中に見られる歴史の認識の仕方についての下記の議論が示唆的だった。 未来像が異なれば、「歴史」の捉え方も変わってくる。中華…

台湾の現在地(公研)

koken-publication.com 台湾研究者の清水麗・川上桃子両氏の対談。前半は1990年代からの日台関係の変化、後半は国際関係や経済を中心とした台湾情勢が話題である。 特に前半では、日本で台湾が語られる時に見受けられる「台湾は親日である」という言説、調査…