『変革期における社会運動の研究』(野宮1998)

kaken.nii.ac.jp  2021年8月6日閲覧

 幕末日本の農民運動がどのような社会構造的要因によって発生したのかを統計的に検討した歴史社会学的研究。

 江戸時代日本の農民と武士の階級的対立の議論から始まり、農民運動が発生する要因に関する理論的考察、そしてその理論を検証するための実証分析を行っている。

 実証分析では農民運動の年表から運動発生件数をデータセット化し、物価変動などの社会変動関連変数との関連を検討している。

 本研究に関連する野宮氏の論文に以下のものがある。

※この記事は、北海道大学付属図書館主催企画「本は脳を育てる」に寄稿した紹介文を大幅に加筆修正して再掲したものです。