『 現代日本の「社会の心」』(吉川2014)

 調査票調査データを用いて統計的に人々の心を分析する分析視角や方法論などがわかりやく論じられている。今日の社会学における重要な論点である、環境、健康、消費などの意識が幅広く扱われている。社会学向けの本だが、社会心理学や哲学、文化論などの関連領域に関心のある人々にとっても有用であるに違いない。
※この記事は、北海道大学付属図書館主催企画「本は脳を育てる」に寄稿した紹介文を大幅に加筆修正して再掲したものです。