社会調査向け統計解析のテキスト。記述統計を中心にクロス集計や統計的検定、疑似相関と因果関係などについてわかりやすく書かれている。表や図の作り方など非常にわかりやすく、また途中ではさまれる会話がより一層わかりやすさを引き立てている。
統計アレルギーの人、統計学の授業で挫折してしまった人は一度手に取ってみると良いだろう。書評に赤枝(2012)がある。
参考文献
- 赤枝尚樹(2012)「書評『社会調査のための統計学』神林博史・三輪哲著」『理論と方法』27(1):192-194。
※この記事は、北海道大学付属図書館主催企画「本は脳を育てる」に寄稿した紹介文を大幅に加筆修正して再掲したものです。