台湾は独立すべきか、統一すべきか(2016年)

 2016年実施の台湾社会変遷基本調査の結果を整理。

 独立か統一かを尋ねる設問には様々なものがあるが、この調査では「独立」「統一」「現状維持」を組み合わせながら尋ねている。

表1 台湾は独立すべきか、統一すべきか(2016年実施台湾社会変遷基本調査)
すぐに統一 47 2.5% 1865
すぐに独立 104 5.6% 1865
現状維持(その後統一に向ける) 193 10.3% 1865
現状維持(その後独立に向ける) 339 18.2% 1865
現状維持(独立/統一は将来的に決める) 660 35.4% 1865
現状維持(ずっと続ける) 511 27.4% 1865
その他 3 0.2% 1865
状況による 8 0.4% 1865
合計 1865 100.0% 1865
(出典)傅仰止・章英華・廖培珊・謝淑惠主編(2017)『台灣社會變遷基本調查計畫第七期第二次調查計畫執行報告』中央研究院社會學研究所(2021年10月28日取得、https://www2.ios.sinica.edu.tw/sc/cht/datafile/tscs16.pdf)の「H10 關於台灣和大陸的關係、這張卡片上有幾種不同的看法、請問您比較偏向哪一種?」(p.330)より寺沢重法作成。DK・NA回答は除外した。

 全体的な傾向をみると、現状維持で将来的に決める、あるいは現状維持を望む人は約63%、独立が約24%、統一が約13%、といったところのようである。