セックスワークの社会学(Weitzer 2009)

  2009年に刊行されたレビュー論文。刊行当時の研究動向としては、女性のセックスワーカーによる屋外でのセックスワークが論じられる一方、屋内でのセックスワークや女性以外のセックスワーク、産業そのものにはあまり光が当てられていないという。売春が合法な国の研究も必要のようだ。

 近年の実証論文をみると、LGBTセックスワーカーに関する論文もしばしば掲載されている。調査対象が女性に集中していたという状況は変わりつつあるのかもしれない。