台湾はノートパソコン生産の世界シェア90%以上といわれる。低コストの下請け企業として誕生したメーカーが急激な成長を遂げたメカニズムを、丹念なインタビュー調査や観察、史資料分析などで実証的に論じてる。第29回(2013年度)「大平正芳記念賞」受賞作品。書評に赤羽(2013)、田路(2013)、中原(2013)、沼田(2012)、吉岡(2012)がある。
参考文献
- 赤羽淳(2013)「書評 川上桃子著『圧縮された産業発展─台湾ノートパソコン企業の成長メカニズム』」『日本台湾学会報』15:89-93。
- 田路則子(2013)「書評 川上桃子著『圧縮された産業発展─台湾ノートパソコン企業の成長メカニズム』」『アジア経済』54(3):131-134。
- 中原裕美子(2013)「書評 川上桃子著『圧縮された産業発展─台湾ノートパソコン企業の成長メカニズム』」『経営史学』48(3):73-75。
- 沼田郷(2012)「書評 川上桃子『圧縮された産業発展─台湾ノートパソコン企業の成長メカニズム』」『青森大学・青森短期大学学術研究会研究紀要』35(2):119-123。
- 吉岡英美(2012)「川上桃子著 『圧縮された産業発展―台湾ノートパソコン企業の成長メカニズム』」『アジア研究』58(4):86-89。
※この記事は、北海道大学付属図書館主催企画「本は脳を育てる」に寄稿した紹介文を大幅に加筆修正して再掲したものです。